米沢住YONEZAWA-JYU

醤油と味噌の文化を
未来へつないでいく

暮らしのーと
醤油と味噌の文化を<br />
未来へつないでいく
02.
Rosuke
Nonno

今野 良輔 さん

今野 良輔 さん
山形県米沢市出身
30代

仕事を楽しむ父の背中を見て育つ

今野味噌醤油醸造店の店内に入ると、なぜかビートルズのBGMにビートルズのポスター。ビートルズの曲を聞かせて発酵させた味噌「麗音味噌(れのんみそ)」を開発するなど、楽しみながら仕事をする父の背中を見て育った良輔さんは、「継ぐことには抵抗なく、それしかないと思っていた」と言います。

良輔さんはお店を継ぐために米沢を離れ、仙台の大学で発酵を学び、社会経験を積むために埼玉の食品総合商社で営業の仕事を経験します。「小さい頃から親の仕事を見てきて、自営業っていいなって。常に家に両親がいるので子どもの頃も寂しくなくて」と、当たり前だった環境が特別なことだったのだと実家を離れて思ったそうです。

「麹の菌は生き物なので、手入れしてあげないと自身の熱で死んじゃう。だから人の手を入れて程よい環境にしてあげる。丸大豆醤油だと、約2年の熟成期間があるので、そこまで手塩にかけてきたものが商品化されて美味しいなんて言われると、まだ子どもはいないけど、子どもを褒められる感じと似ているんだろうなって」と、仕事に確かなやりがいを感じている良輔さん。

しかしながら日本食離れから味噌・醤油の需要が減るのと同時に、廃業するお店も少なくありません。「同業者が消えるって悲しくて。日本食に寄り添ってきた味噌・醤油を作る人が減っていくのはもったいない。一方で、父の代から始めた地元の方に向けた味噌教室は私も大切に引き継いでいます」と、食文化を未来へつなぐ使命感も生まれています。この冬、令和2年に廃業した米沢の老舗醤油店の味を引き継ぐために、試行錯誤を重ね、納得のいく味を再現させました。米沢らーめんを支えてきた味ということもあり、多くの方から感謝の声が寄せられています。「ただ引き継ぐだけじゃなく、常に新しい挑戦をしていきたいです」

人と自然に癒される日々

「米沢は人のつながりが強い。お客さんもあたたかい人ばかりです。おじいちゃんおばあちゃんがいるところへ納品に行くのがすごく楽しみで」と、地元の方との交流に癒されていると教えてくれました。体を動かすのが好きだという良輔さんは、スノーボードが好きで、休日は天元台高原や米沢スキー場に滑りに行くことも。「今日天気いいから行こうかなという感じでふらっと行けるのがいいですね」。春から秋は景色を楽しみながら最上川沿いのサイクリングロードを走るのもお気に入りだそうです。日本酒も大好きで、夜は醤油を納めている居酒屋さんに顔出しがてら飲みに行くなど、マイペースに米沢暮らしを楽しんでいます。

暮らしのーとは、米沢のいろんな暮らしを集めています。あなたの叶えたい暮らし、理想の米沢ライフについて、ぜひ米沢市の移住相談窓口まで教えてください!もしかすると、直接もっと深い話を聞いたり、新たな出会いにつながるかも。

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