米沢駅から車で15分ほど走ると見える南原小学校の近くのログハウスから、何やら元気な子どもたちの声が聞こえてきます! 2023年5月28日(日)に、米沢の里山で北欧のような暮らしをされている“里山ソムリエ 黒田三佳さん”のご自宅のお庭で開催されたイベント「OPEN里山ソムリエ」に私も出張移住定住担当として参加しました!
約20年前に東京から移住された黒田三佳さんは、ご家族や地域の方々と一緒に中古住宅と里山を改修・手入れをして、北欧のような暮らしをされています。この日はオープンガーデンのように誰でも遊びに来ても良い日としてご自宅を開放して、地元のカフェや、地元の物を販売されているマルシェや、クラフトワークショップなどが行われて、お客さんも出店者もみんなで思い思いの休日を過ごしました。また、ご近所では、世界的ピアニストであり先輩移住者でもある福田直樹さんの古民家コンサートが行われ、ショパンやベートーヴェンの名曲をゆったりとした古民家で楽しみました。
▲その日はピアニストの福田さんのご自宅の茅葺き屋根の下、ショパンのコンサートが行われていました。世界的ピアニストの演奏をここまで間近で聴ける世界線は他にありません。皆さん聴き入っており、静かに昔話を聴くような至福の時間でした。
▲地元のハチミツ屋さん。さくらんぼ・トチの実・栗の実などのハチミツを販売しています。販売されているお母さん方の肌がツルツルで、年齢を聞いて思わず驚きました。美容の秘訣を知りたいです。
▲スタッフのネームプレートを描くイラストレーター。お客さんとして遊びに来ていたら、気づいたら里山を楽しむ仲間になっている。里山では、お客さんと出店者の垣根も超えてしまいます。
▲森の木や小枝を使った可愛い小人の人形づくりを子どもたちに教えてくれました。身近なものでぱぱっと作り上げる木工作家さんは、アイディア豊富でマジシャンのようでした。
▲本とコーヒーを楽しむ活動をするメンバー。この日はフリーコーヒーを振る舞ってくださいました。じっくりと淹れるコーヒーを眺めながら、ぼーっと肩の力を抜いてひと息つける時間っていいですね。心癒される時間になりました。
▲地元のカフェの方が出張で来てくださいました!そば粉のクレープとレモネードを両手に持って芝生に座れば、すっかりピクニック気分です。
▲地元で採れた山菜。この時期になると山に登って山菜を採りに行くのが春の米沢スタイル。
▲山菜の吾妻竹(あずまだけ)をその場で贅沢にボイル焼き。アウトドア好きな方が火を起こしてくださり、地元の方が食べ方を教えてくれました。アルミホイルに包んで約10分ほど火の中に入れると、吾妻竹が蒸し上がります!山菜ってこんなにも柔らかくて甘いんですね!
▲お昼ご飯は地元の方が、里山に生えている”食べられる垣根”「ウコギの葉っぱ」を収穫して、おにぎりを握ってくださいました。米沢には、江戸時代の食糧事情を救うために食べられる植物を記録した「かてもの」という本も昔からあり、里山にも「かてもの」に記録されている山菜がいっぱい生えています。おにぎりの具材を現地調達できちゃうお庭ってワクワクしますね。
▲里山に遊びに来ている方の中には、移住して5年近く経った方や、移住したばかりの方や、関東にいる息子さんが米沢に戻ってきたいと考えられているというお父さまにも出会うことができました。
初対面だけど話しやすい、感じのいい人たちが集まってくる。元から米沢に住んでいる人・最近住み始めた人・米沢市外から来ている人など、年齢や立場を超えて色んな人と里山ライフを楽しんだ週末でした。今後も里山に誰でも遊びに来て良い日として、定期的に「OPEN里山ソムリエ」の開催を考えていらっしゃるそうです!ひょっとしたら、皆さんとまたお会いできる機会があるかもしれません。詳しくは黒田三佳さんのSNSをチェックしてみてください。