移住成功の最大のヒケツは、目的をはっきりさせること。移住に何を求めるのか？　どんなライフスタイルを叶えたいのか？　絶対に譲れない条件を精査してリストアップしてみよう。パートナーや家族間で、地方生活への思いや仕事・子育ての環境などを共有しておくことも大切だ。

米沢市の移住相談窓口では、電話とオンラインで個別相談を受け付けている。日本最大の移住相談センター「ふるさと回帰支援センター」や移住イベントなど、都会でも相談できる場所はあるので、積極的に活用しよう。都市部と地方では常識が違うこともある。小さなことでも気軽に聞いてみよう。

移住を決めるまでの訪問回数は平均2〜3回。現地訪問では、「おためし暮らし体験」を積極的に活用しよう。なにがしたいか、どんなことが不安かなどを移住コーディネーターと話しておくことで、移住後の生活をより具体的にイメージできるようになる。

仕事探しでは、自分の条件と合うものを探すと同時に、たくさん用意されている移住者支援制度を賢く活用していきたい。住まい探しでは、雪事情も必ず考慮すること。雪国生活を経験したことがない人は、事前に移住相談窓口に相談するのがおすすめだ。

住所変更等で市役所の窓口へ行く際は、しっかりと要項を読んで準備するものを確認してから訪れよう。カード・運転免許等の住所変更、インターネット等の通信環境の手続きなどの細かいToDoはリストアップしておくと漏れがない。準備金は余裕をもっておくと安心だ。

移住後のあいさつは、移住者が地域にとけこむ大切なステップ。まずは町内会長・隣組長を紹介してもらい、どこまで挨拶まわりしたらよいか？　など相談してみよう。自分たちがどんな暮らしがしたいのかも伝えておくと、その後の生活でなにかと力になってくれるはずだ。