父と気軽に
飲みに行ける距離に住む
Endo
Yuri
遠藤 友里 さん
山形県 米沢市出身
20代
父が元気なうちに、 一緒に過ごしたくて
人生の限られた時間を、誰と共に過ごすかは、住まいを選ぶ際の大切な要素につながるかもしれません。「父が病気で倒れたと聞き、すぐに会いに行ける距離に住みたいと思いました」と語るのは、2022年に仙台から米沢にUターンした遠藤友里さんです。米沢で生まれ、高校卒業を機に仙台での生活を始めました。「仙台での生活を7年続けているうちに、米沢のゆったりとした環境が自分に合っているのではないかと感じていたことも重なり、米沢へのUターンを考え始めました。」
米沢での仕事探しを始めた頃、テレビで偶然目にしたのが、米沢八幡原中核工業団地で木製サッシ「夢まど」を製造するアルス株式会社でした。「米沢に美しく高性能な木製サッシを製造する企業があることを知り、公開されている求人はありませんでしたが、メールで見学を希望したところ、快く受け入れてくださいました。」見学時に、工場の清潔感に感動したこと、社長・副社長のあったかいお人柄に安心感を覚えたこと、そして美しい木製サッシ製造に自分も職人として携わりたい、という気持ちが湧き、入社に至りました。
米沢に住み始めてからは、お父さんと米沢駅前の寿司居酒屋に行くのが楽しみの一つになったそう。「普段はあまり感情を表に出さないタイプの父ですが、最近の私の誕生日にはLINEで『お誕生日おめでとう。家のポストにプレゼントを入れておいたよ』とメッセージをくれました」と、温かな笑顔で家族のエピソードを共有してくれました。
半径5m以内に大好きな人がいるまち
「先輩たちの技術は本当に素晴らしいんですよ!」と目を輝かせて熱く語りながら工場を案内してくれる友里さんは、アルスへの入社から約1年半が経過し、現在は3つ目の部署で木材の塗装を担当しています。「アルスで働く人たちは、とてもあったかく、忙しい時でも気軽に質問ができる雰囲気を作ってくれます。『最近、上達してきたね』と言われた時は、本当に嬉しいんです。」先輩たちから受けるちょっとしたコツや励ましも、技術の習得スピードを上げることにも繋がっていると、感謝の心を込めて話します。
また、アルスには友里さん以外にも、女性の職人が2人働いています。「工場仕事は男性が多いというイメージがありますが、職場で活躍する女性の先輩たちを見て、私も憧れを持っています。」
私生活では、学生時代の友人とも連絡を取り合って遊ぶこともあるそう。「部活で一緒だった仲間が米沢に住んでおり、今でも会えるのは、米沢に戻ってきて良かったと感じる大きな理由の一つです。」実際に、昨日も学生時代の部活の先輩のサプライズ誕生会を計画するために、みんなで集まったそうです。
「初めて会う人からも、なぜか話しかけやすいとよく言われます」と話す友里さんは、フレンドリーで心地よい雰囲気を持っています。友里さんが米沢にいることで、家族や友人、そして新しく出会った人たちとの繋がりを深めているように感じます。
暮らしのーとは、米沢のいろんな暮らしを集めています。あなたの叶えたい暮らし、理想の米沢ライフについて、ぜひ米沢市の移住相談窓口まで教えてください!もしかすると、直接もっと深い話を聞いたり、新たな出会いにつながるかも。